唐突にバニーホップが門別へ転籍となりました。ちょっとびっくりですがありがたい対応です。
バニーホップ
最新情報
放牧後はリフレッシュできて馬体も回復傾向にあり、すでに乗り運動を開始しています。ただし、JRAの3歳未勝利戦が組まれている期間は残り2カ月間程度で、とくに芝の短距離戦は優先出走権がなければ希望するレースへの出走が難しい状況にあります。本馬は成長途上の段階で、調教の動きもだんだんと良化を示しているものの残りの3歳未勝利戦で勝ち上がるチャンスは少ないと考えられます。そのため、本馬の現状を踏まえて、辻野調教師ならびに牧場関係者と協議を重ねた結果、ここで本馬のJRA競走馬登録をいったん抹消して、地方競馬へ転籍をおこない、あらためてJRAへの再登録を目指すことといたしました。
地方競馬において規程の要件(3歳時は2勝、4歳以降は3勝以上)を満たせば、再転入後は1勝クラスに出走することが可能となります。地方競馬在籍中もファンド運用を継続し、出資会員の皆様には維持費出資金をご負担いただくこととなりますが、これからの本馬の将来性に期待したなかでの方針ですので、何卒諸事情をご理解賜りますようお願い申しあげます。
地方競馬の転籍先は、北海道(門別)・五十嵐冬樹(いがらし ふゆき)厩舎を予定しています。五十嵐調教師は活躍馬コスモバルクの主戦でも知られているように、北海道競馬のリーディングジョッキーを続けていた元騎手です。昨年3月に開業したばかりで調教師としては新進気鋭ですが、初年度に25勝を挙げています。本日付けでJRA登録の抹消手続きをおこなっており、今週中には門別・五十嵐厩舎へ転入厩をおこなう予定です。
感想
変なタイミングで更新があり、開いてみるとすごい長文だったので、こりゃ怪我しちゃって引退かなと覚悟したのですが、読んでみたら中央復帰を前程とした門別への転籍だったので驚きました。前走後、最終的な地方転籍は頭をよぎったのです。短距離の追込で1~2戦の間に小回り函館札幌を勝ち上がるのは正直きついので、勝てなくても地方でファンド継続してくれないかなと。
でも社台TCではそもそも未勝利馬の地方転籍自体が殆どなく、現4歳世代でも5頭しかそのチャンスは与えられなかったので、それなりの出走回数で掲示板に載ったことすら無い牝馬を継続はしてくれないだろうなあとも思っていました。40口で月々の維持費が馬鹿にならないので、よほど期待値が高くなければ冷静に終了してしまうんですね。
ということで門別でチャンスが与えられたのは、中央再登録でき、1勝クラスでも活躍できる能力がある馬だと期待してもらえているのだと思います。加えてこのタイミングというのも好手で、中途半端に賞金稼いでクラスが上がるより前に、そして未勝利戦が終わって中央馬が多数移籍してくるより前に、出走できればチャンスは拡大します。小柄な馬ではありますが、お母さんが地方重賞勝馬なのでダート適性も十分に期待できますし、門別ぐらい直線が長ければ競馬もしやすいと思いますので、ぜひ2勝(3勝)して戻ってきてもらいたいです!
※写真の一部やコメントの提供元は社台サラブレッドクラブであり、掲載許可を頂いております。