【社台TC】先週末の出走結果(2023/1/13~14)

社台TCのミラビリスマジックとバニーホップが出走しました。ミラビリスマジックが2連勝!

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ミラビリスマジック

クラブコメント

1月13日(土)中山9R・菜の花賞(芝1600m・牝馬限定)に田辺騎手55kgで出走、馬体重は前走から増減なしの452kgでした。
レースではまずまずの飛び出しを決めると、中団の外めで折り合いに専念しながら追走していきました。道中の手応えは十分で、3コーナーでは一呼吸置いて、4コーナーから追い出されました。直線の入口では逃げ馬が内にヨレてやや前が狭くなる面があったものの、追い出されてからの伸び脚はしっかりとしていました。最後は後続を3/4馬身差振り切り、前走と同じレース条件でデビューから2連勝を挙げています。勝ち時計は1:33.4でした。
レース後、田辺騎手は「前半は積極的にポジションを取りに行きましたが、折り合い面に問題はなかったです。直線で前が詰まる場面があったものの、余力は十分だったため、全く心配ありませんでした。手応え的には、もう一回切り返しても間に合うくらいに感じました。それくらいの能力を持っていますし、距離はあと1~2ハロン程度延ばしても大丈夫でしょう」とコメントしており、
国枝調教師は「ありがとうございました。最後は進路が狭くなっても、切り返す余裕があって強かったですね。実戦を一度経験したことで、反応も良くなっていたと思います。このあとはいったん山元TCへ放牧に出して、桜花賞トライアルのいずれかのレースを目指すことになるでしょう」と話していました。

パドック

特別でしたが大して混んではいなくて最前列に入れました。前回と同じく非常に落ち着いた歩きで、全体的に前走よりも締まったかな?という印象。一方で相手の1番手になりそうなミアネーロは、レースに向けての入れ込みというよりは、心ここにあらずな感じでキョドった顔をしていたので、これは有利かも、と思っていました。とまーれー後も田辺騎手は現れず、そのまま馬場に向けて退場。本馬場手前ぐらいで騎乗していました。

ミラビオリスマジック
ミラビオリスマジック
ミラビオリスマジック

レース

スタートはまあ普通な感じ。中団につけた後、ちょっと抑え込みにいくような姿勢があり引っ掛かったのか思いましたが、田辺騎手の話を聞くと単に指示を出して素直に馬が従った感じの様子(パトロールを見ると内の馬にぶつけられて少しエキサイトしたようにも見えます)。ミアネーロは多分ミラビリスマジックをマークしてましたが、このままいくと内で詰まってくれるんじゃないかとゲスな期待をさせてくれるポジションでした。

4コーナーあたりでこれはいけるんじゃないかという感じでしたが、直線で追い出して伸びかけた直後、逃げたウインディオーネが外にヨレたことで急ブレーキ。やっちゃったかと思いきや、すぐに進路を切り替えて再加速して、しっかりと差し切ってくれました。ミアネーロは結果的にウインディオーネがヨレる→ディーノサンライズが避ける、の流れで後ろにいて不利を受けていましたが、それが無くても脚が違ったので関係なかったでしょう。

感想

タイムは1分33秒4、上がり3ハロンは不利を受けながらも最速、着差は3/4でしたが十分余裕を持った勝利で、本当に強かったと思います。何よりこの馬の長所はとても落ち着いていて操縦性が高く、一方でしっかりと闘争心を持っているところだと思います。落ち着き度合いは牧場見学時から感じていたので、そのままうまく育ってくれたんだなあと改めて感じます。

口取りでは吉田照哉氏が来場していて、おめでとうございますと声をかけていただいたり、馬が来るまで時間があったので雑談的に会話できていい経験になりました!田辺騎手も色々コメントされていて、とても期待されているようでした。

バニーホップ

クラブコメント

1月13日(土)京都5R・芝1600m(牝馬限定)戦に松若騎手55kgで出走、馬体重は406kg(-10)でした。
レースでは、五分のスタートを切るとやや行きたがる素振りを見せていましたが、いったん控えて馬群のやや後方で脚をためていきました。コーナーに入ってからは外めに出して徐々に前との差を詰めていくと、直線も大外から追い込みに懸けました。キレる脚を見せることはできませんでしたが、ジワジワと伸びてくると最後は勝ち馬から1.2秒差の8着まで順位を上げたところがゴールでした。
レース後、松若騎手は「前半は力んでいて噛みそうになったので、道中はジッとしていました。折り合いはついて4コーナーまでは良い手応えでした。しかし直線は最後脚があがってしまいました。もう少し距離は短いほうがいいかもしれません」とコメントしており、また辻野調教師は「スタートは悪くなかったですが、周りに影響されやすい馬で、前半は構えていったようです。終始外を回った影響もありますが、前向きな気性からもマイルの距離は長かったかもしれません。次走は距離短縮を検討していきます」と話していました。

感想

私は中山競馬場臨場で、ターフビジョンでやってくれないので場内テレビで観戦。体重増を期待していたらまさかの2桁減…。ただそこまで細くは見えなかったですし、クラブコメントでも触れられていないので、現状はこのぐらい許容範囲ということなのかも。筋肉の付きぐあいは夏よりもかなり良くなっている印象です。

レースでは、(ついていけない馬を除くと)馬群の中団ぐらいにつけたものの、次第に馬群の最後方に下がっていき、コーナーに入って下りになったタイミングで大外ぶん回して仕掛け始めたという競馬。伸びかける感じがあり、3着はあるかもと期待したのですが、残り1ハロンの棒を過ぎたあたりで止まってしまい、8着という結果でした。外枠からの大外ぶん回しということと5ヶ月の休み明けということを考えれば上々でしたし、止まり方を見る限りクラブコメントの通り距離短縮で好転しそうです。後は体重の問題で、未勝利戦の試行回数をどこまで増やせるか、ここがキーになりそうです。

※写真の一部やコメントの提供元は社台サラブレッドクラブであり、掲載許可を頂いております。