ロードTOのオフザチェイン、ロードトルネード、ロードデルレイが出走しました。1泊2日の現地観戦で初重賞制覇です。
オフザチェイン
感想
まずは18日(土)のオフザチェインで、口取りが当たって楽しみだったのですが、どうもパドックが冴えない…。-14kgは特に気にならないものの、シンプルに元気がない、覇気がない感じ。ちょっと心配しながらレース観戦に向かいました。
レースでは前に付ける予定がうまくいかず中団ぐらいからの競馬となり、直線に入ったときは外から差してくるかもと思わせたのですが、手前を変えたり左右にモタれたりと苦しそうな感じとなり、結局惨敗でした。パドックの様子から体調面の問題かなと思ったのですが、本日の続報で骨折判明…。直線の様子は骨折が原因かもしれません。たぶん夏前には復帰できる程度だと思うのですが…。
クラブコメント
オフザチェインは、1月18日(土)中京6R・3歳未勝利・芝1600mに岩田望来騎手55kgで出走。16頭立て6番人気で5枠9番から平均ペースの道中を10、10、10番手と進み、4コーナーでは大外を通って1秒8差の12着でした。馬場は良。タイム1分36秒7、上がり36秒4。馬体重は14kg減少の452kgでした。
友道調教師 「結果的には1600mが忙しく、心身共にまだ成長待ちの段階です。ジョッキーは『4コーナーで合図を送るとオッと言う感じだったが、直線に向いて急に手前を替えるなど、走りがまだギコちない』との話。デビュー戦が余裕残しでもあり、マイナス体重は絞れた部分が大半だと思います」
オフザチェインは、レース後の右前脚に幾らか腫れ、熱感が認められます。レントゲン検査を受けたところ骨折の診断が下されました。
友道調教師 「レース翌日の1月19日(日)に右前脚が腫れぼったかった為、大事を取ってレントゲン検査を実施。残念ながら第3手根骨の骨片が飛んでいました。基本的にはクリーニング手術が必要な症例。全治等を含めた詳細については、経過観察を行った上で決まる見込みです」
ロードトルネード
感想
19日(日)はまずロードトルネード。パドックでは非常に調子が良さそうに見え、穏やかな顔で周回をしていたのですが、騎手が乗った途端に気合が入り、戦闘モードに豹変。いい面構えをしていてこれは期待できると思いました。
レースでは1コーナー手前で頭を上げて引っかかってしまいましたが、コーナーを回っている間に落ち着かせることができ2番手からの競馬。3コーナー前でペースが上がった際に少し下がり、また喉かと心配したものの、これはレクチャーによると意図して追わなかったようで、直線に入ると溜めたおかげかジワジワと伸び始めました。前には向こう正面で捲っていった馬が少し抜けた感じで先頭におり、残り1ハロンの時点ではちょっとしんどいかなという感じでしたが、無茶な捲りだったために坂を登りきったところでスタミナが尽きた模様。ロードトルネードが一気に差を詰めて先頭に踊り出て、相手も抵抗してきたものの抑え込んでゴールイン。待望の初勝利&中京初口取りとなりました。まだまだ幼い馬体なので、ここで勝ちきって成長の時間を確保できたのは大きいです。
クラブコメント
ロードトルネードは、1月19日(日)中京2R・3歳未勝利・混合・ダート1800mに長岡騎手57kgで出走。13頭立て3番人気で4枠5番からスローペースの道中を2、2、4、4番手と進み、4コーナーでは最内を通って0秒1差で優勝。初勝利を飾りました。馬場は良。タイム1分54秒6、上がり37秒7。馬体重は増減無しの472kgでした。
辻野調教師 「中山へ臨場しており、モニター越しにレースを見届けました。いつもよりスムーズに追走できている印象を受けた通り、『今日は向正面で喉が鳴らず、進みも良かった』とのジョッキーの話。また、『直線で空いたところを目掛けて行くと、しっかり脚を使えた』との感想を述べています。周りがキツくなってから踏ん張る形が真骨頂。身体がまだ幼い状況でも勝てたように、やはりポテンシャルは高いです」
ロードデルレイ
感想
そしていよいよメインレース。パドックに登場したロードデルレイはいい意味で普通。淡々と落ち着いて周回していました。本馬場入場では、他の馬がみんな走っていくまで誘導馬の後ろで待機し、最後に走っていきましたが、これも距離延長に備え落ち着かせるための作戦だったようです。
レースは…もうメイショウタバルの大逃げばかりが目立ち、落ち着いて見ていられませんでしたが、1200m地点のハロン棒でチェックしたらタイムが超早く暴走とわかったので、その時点で無視していいかな?と思いました。ところが、オーロラビジョンがメイショウタバルしか映さないので、4コーナーに入ってからは状況がわからず。ようやく直線に入ったところで後ろを映したと思ったら、いつの間にかロードデルレイが抜けた2番手にいて???な展開。そのままバテたメイショウタバルを抜き去り、あとは独走でした。ちょっと今までにない競馬ぶりで、直線他馬と併せながら前に届くかという競馬を想定していたので、待望の重賞初勝利なのに拍子抜けしてしまいました。
残念ながら口取りは外れたので、2階のスマシから口取りの模様を写真を撮りながら眺めましたが、さすがに感動しましたね。とはいえここで満足する馬ではないので、更に大きなところを目指しましょう!
クラブコメント
ロードデルレイは、1月19日(日)中京11R・日経新春杯(GⅡ)・国際・芝2200mに西村淳也騎手57.5kgで出走。16頭立て4番人気で4枠8番からハイペースの道中を8、8、8、6番手と進み、4コーナーでは内を通って0秒5差で優勝。6勝目を飾りました。馬場は良。タイム2分09秒8、上がり35秒6。馬体重は4kg増加の490kgでした。
中内田調教師 「若干、噛むところを見せたものの、上手く我慢できた様子。ハイペースもプラスに働いた印象ながら、馬群でしっかりレースをして2200mに対応できたのは収穫で、凄く強かったと思います。ジョッキーは『今日も硬さは感じられず、能力を発揮できる好仕上がり。気持ちの強い部分を生かして勝負所で早目に進出し、抜け出すとソラを使う形。それ以外に課題は特に無く、今後が更に楽しみだと思う』とコメント。まずは状態を確認し、次の方針を決めたいです」
※写真の一部やコメントの提供元はロードサラブレッドオーナーズであり、掲載許可を頂いております。