社台TCのアークシャルダームとミラビリスマジックが出走しました。ミラビリスマジックは現地観戦!
アークシャルダーム
クラブコメント
11月23日(祝・土)京都5R・2歳新馬戦(芝1600m)に川田騎手55kgで出走・デビューし、馬体重は466kgでした。
レースでは好スタートを切るとそのまま先手を奪いました。道中はスローペースに落とし、単騎で逃げる形になったものの、やや促されながらの走りでした。勝負どころまでは先頭を守りましたが、直線では外から追い上げてきた勝ち馬に交わされると、その後は伸びを欠いてしまい、勝ち馬から0.7秒差の6着で入線しています。
レース後、川田騎手は「調教段階から感じていたことで、現状は体がまだ幼く、フットワークが硬いですね。動き切れない苦しさから、キャンターのおろしがけではハミを下にさらうような格好で、操縦性に難しいところがありました。硬さがあったからこそゲートは出たと言えるのですが、動かしてもフットワークが伸びていかなかったように、もう少し成長を重ねていく必要がありますね。本質的に脚捌きが硬いというわけではないので、動けるようになってくれば良化していくと思います」とコメントしており、
友道調教師は「申し訳ございませんでした。まだ体が幼く、きょうは口向きやハミ受けの問題よりも、良化途上で動き切れてませんでしたね。前進気勢にも欠ける雰囲気で、追っつけないとズルズル下がっていきそうな感じでした。加えて力も付ききっていないため、荒れた馬場も堪えた印象です。このあとは放牧に出して、成長を促したいと思います」と話していました。
感想
体全体が使えておらず小手先だけでチョコチョコ走っているような感じで、てっきりバテたのかと思ったのですが、それ以前の問題だったようです。これが幼いという理由なら待つしか無いですね。京都の馬場はちょっと休ませたぐらいでは良くならないでしょうし、小倉芝1700mぐらいの復帰を目指してしばらくお休みでしょうか。
ミラビリスマジック
クラブコメント
11月23日(祝・土)東京12R・芝1600m戦にW.ビュイック騎手55kgで出走、馬体重は456kg(-4)でした。
レースでは好スタートを切ると、周りの出方をうかがいながら5~6番手外から進める形でした。道中はスローな流れの中をリズムよく追走し、3列めで直線を迎えると、残り400mを過ぎたあたりから5頭横一線の長い叩き合いが続きました。最後は3頭の競り合いとなり、その真ん中から力強く抜け出すと、そのまま追いすがる2着馬をクビ差凌いで1着でゴール板を駆け抜けました。嬉しい3勝めの勝ち時計は1:33.7でした。
レース後、ビュイック騎手は「スローペースだったので、最後に出し抜かれないように乗りました。背中の感触が良く、見た目以上に競馬はしやすかったです。真面目な性格な一方で勝ち気なところもあるため、コントロールが難しくならないように気をつける必要があり、今後もその点が課題でしょう。まだ伸びしろがあると感じましたし、距離はあと1ハロン程度延びても問題なさそうです」とコメントしており、
国枝調教師は「ありがとうございました。スローペースからよーいドンの決め手比べの競馬となり、騎手の追う力・レベルが問われる内容で、最後はさすがビュイック騎手と思わせる騎乗ぶりでしたね。蹄の不安がある馬なので、この中間もそのあたりの対策をしながら調教を進めてきました。引き続き気を配りながら、育てていきたいです。この後は山元TCへ放牧に出して、状態をみながら次走の予定を組み立てていきます」と話していました。
感想
予想通りスローペースの逃げを打たれましたが、いい感じに前目を追走して直線に入り、末脚比べの展開になりました。坂に差し掛かったあたりで競り負けそうな雰囲気が多分に出ていましたが、坂を登り終えてからは少し脚色優勢になり、無事勝利を収めました。観戦時はなんとか勝てた程度に見えましたが、後でレースを見返すと、着差こそ少ないけど結構余裕があり、あと何m走っても抜かせないなという感じでした。
無事口取りができ、ビュイック騎手からはおめでとうと握手されました(最近口取り絡みで荒れてますが、こっちから求めたんじゃなく向こうから来たんですよ念のため…)。これで5戦3勝となり、蹄の関係で休み休みとなりますが、楽しみが広がります!
※写真の一部やコメントの提供元は社台サラブレッドクラブであり、掲載許可を頂いております。