社台TCのミラビリスマジックが出走しました。新馬戦勝ち!
ミラビリスマジック
クラブコメント
12月17日(日)中山5R・新馬(芝1600m)戦に田辺騎手55kgで出走・デビュー、馬体重は452kgでした。
レースではまずまずの飛び出しを決めると、序盤は力みがちなところをなだめながら先団で追走していきました。その後はスムーズに流れへ乗り、3~4コーナーではやや促されながら直線へと向きました。直線の入口で進路を確保して追い出されると、軽く仕掛けられただけで抜け出し、最後は手綱を抑える余裕もありました。2着馬に1馬身差をつけて、デビュー戦を勝利で飾っています。勝ち時計は1:36.0でした。
レース後、田辺騎手は「スタートしてから若干力む場面があって、外からも来られて窮屈な形になりました。ただ、その後はすぐに落ち着いて、リズムよく走ることができていたと思います。3コーナーあたりでフワフワするところはありましたが、ハミをかけ直してからはスムーズに加速してくれました。調教本数が少ない中で勝ち切ってくれましたし、この先が楽しみです。距離は延びても対応できそうな感じでした」とコメントしており、
国枝調教師は「スタート直後はかかったり、狭くなったりしましたけど、その後は理想的な競馬ができました。新馬戦としては味のある競馬でいい内容だったと思います。兄姉同様、大きな舞台を目指したいですね。ありがとうございました」と話していました。
パドック
口取り当たったので現地観戦。中山は中山大障害のキングジョイぶりです(たぶん)。阪神はG1ですが中山は特段何もない日なので、パドックは余裕で最前列に入れました。ミラビリスマジックは落ち着いて周回していましたが、近くを歩く度に鼻息が相当荒かったので、静かに気合を高めている感じでした。
レース
スタートは順調だったものの、外から進出する馬を見て反応してしまい、少し頭を上げて引っかかりかけ、更には内外から挟まれて今度は後退。新馬でもありエキサイトして暴走するか、逆に怯んでしまうかというところで、すんなり落ち着いて折り合いました。その後、4コーナーに入る辺りで少し差を広げられて騎手の手も動き出し、「あ、これズルズル下がっていくダメなパターンだ」と正直惨敗が頭をよぎりましたが、直線に入ってからは後退せずに頑張っている感じ。掲示板は確保できそうかな~などと思っていたら、だんだんエンジンが掛かって伸び始めて、「あれこれいけるのか?いけるいける、いけー、きたー!!」みたいな感じで、ちょっとびっくりの1着。慌てて口取り集合場所にダッシュしました。
感想
改めてレースを見返すと、最後の1ハロンの伸びは素晴らしく、最後は手綱を抑えるぐらいで余裕の勝利でした。最終追い切りがなかなか優秀だったとはいえ調教本数はかなり少なかった中でのデビューでしたし、その中でこんな競馬ができるとは次走も大いに期待ができそうです。また牧場見学の時から思っていましたが非常に気性がおとなしく、口取りの際もとても落ち着いていましたし、レースでも煽られたり挟まれたりしながら動じずに先行抜け出しの競馬ができたことからも、この点は非常に強い武器になりそうです。国枝調教師からは、桜花賞路線という話も出たようですし、今後の期待が非常に高まります!
※写真の一部やコメントの提供元は社台サラブレッドクラブであり、掲載許可を頂いております。