今回はワイルドココの24、ベイコートの24、エトワールブリエの24です。
NO28.ワイルドココの24(牡)
基礎情報
総額3,000万円(一口60,000円)
2024年3月22日 生、栗東 奥村豊厩舎
父ダノンプレミアム、母父Shirocco
馬体重:435kg 体高:151.0cm
胸囲:172cm 管囲:19.3cm
評価
これまでずっと批判的評価をしてきたワイルドココ。ドイツの重厚長大すぎるスタミナ血統で、その割には高過ぎるというのがその理由でしたが、今回の産駒は私的に馬体写真が好き過ぎるやつですね…。ちょっと小柄だからバランスが整って見えがちというのはあるんですが、首の長さ・角度からキ甲~トモにかけてのライン、胸前やトモの派手さはないけどギュッとつまってそうな筋肉、なんか切れそうな脚つき、全部好きです。ダノンプレミアム産駒はあんまり父に似ないでモッサリしている見た目の馬が多いのですが、本馬にはダノンプレミアムの血統表に散りばめられている良質なスピードが遺伝しているのではないか、そしてそれがドイツ血統と調和しているのではないか、と期待しています。唯一、これまでと違ってやたらとディスカウントされて、厩舎も一流厩舎から格下げになっているので、牧場の評価は低そうなのが…どうでますかね。
NO29.ベイコートの24(牡)
基礎情報
総額2,800万円(一口56,000円)
2024年2月6日 生、美浦 嘉藤貴行厩舎
父ダノンプレミアム、母父ロードカナロア
馬体重:483kg 体高:158.5cm
胸囲:176cm 管囲:20.5cm
評価
ケイアイファームの結晶みたいな血統。父母ともにスピードの塊みたいな血統ですし、ディープインパクト(サンデーサイレンス)とロードカナロア(キングカメハメハ)だけでなく、ディンヒルやUnbridledなど、日本に相性のいい血だけで構成されている血統表は美しいです。馬体はちょっと余裕がない作りで距離は持たなそうですが、成長は早そうで2歳戦から短距離で活躍できるんじゃないでしょうか。ツアーでデルフィーノの24と一緒に出てきましたが、こっちのほうが明らかによく見えた記憶があります。ただロードラビリンスが走っているのに、引き続き価格が安く美浦に入厩というのが、こちらも牧場の評価が高くないのかな、とちょっと気になります。
NO30.エトワールブリエの24(牡)
基礎情報
総額2,200万円(一口44,000円)
2024年1月31日 生、栗東 松下武士厩舎
父ダノンプレミアム、母ロードカナロア
馬体重:481kg 体高:152.5cm
胸囲:176cm 管囲:19.9cm
評価
血統的にはベイコートの24と3/4一緒で似たような感じですが、母系の活力的にはかなり地味な感じで、大物を出すイメージ感には欠ける印象。馬体は1月生まれの割にはあまり成長が早くない印象で、トモは充実していて後肢の運びもいいのですが、うまく言えないですがあんまりボディのラインが好みではなく、繋が少し長く見えるのも個人的にはあまり好きじゃないですね。自家生産牡馬としてはかなり安いほうですし、現時点で人気もなさそうなので、今後の成長次第という評価をしておきます。
※写真の一部やコメントの提供元はロードサラブレッドオーナーズであり、掲載許可を頂いております。