夏競馬、3歳未勝利戦が終わりましたので、今のところの全体成績と各馬を振り返ってみます。
全体成績
ダービー終了時点との比較で7勝を積み上げて計11勝。それまで4勝だったので夏競馬でリカバリーできましたかね。特に大きいレースには出たりしておらず、主には新馬戦と未勝利戦を応援する時期でした。4歳のロードデルレイは完全休養だったので、3歳馬と2歳馬を見ていきます。特に3歳馬は一旦総括しなくてはね。
3歳馬
全頭デビューでき、14頭中8頭が勝ち上がり、4頭が地方で再転入チャレンジとなっています。
ロードTO
勝ち上がりは5頭、地方転出が1頭、引退が2頭です。
勝ち上がり済みだった組としては、ロードフォアエースはすぐに3勝目を上げてくれて、昇級戦でも2着と頑張ってくれましたので、引き続き本世代のエースとして今後はオープンクラスでの活躍も見込めるでしょう。募集時には飛び抜けてよく見えましたし、素晴らしい血統でもあるので、期待通りの活躍をしてくれてホッとしています。一方で他に勝ち上がっていたロードフロンティアとロードマイライフはそれぞれ蟻洞と骨折で全休。本来はこのあたりが勝ち星を稼いでくれたら理想だったのですがこれはやむなし。それぞれそろそろ始動という感じなので秋競馬は期待したいと思います。
夏競馬で勝ち上がってくれたのはロードクロンヌとロードオールライト。ロードクロンヌはよくわからない騎乗をされてずっと本来の良さを発揮できていませんでしたが、ダート替わりが良かったのか先行するスタイルが向いていたのか、札幌で一変してくれました。そのまま昇級戦でも圧勝でしたので、さらなる活躍が期待できます。ロードオールライトは超晩成の雰囲気で、とりあえず1つ勝ってくれただけで十分といったところ。来年あたりにハーツクライの成長力を見せつけてほしいと思います。そうは言っても今年中に1勝クラスぐらいは卒業してほしいかな。
そしてスピナテイルがロードTO組の中では唯一の地方転出。ちょうど門別での初戦を迎えることになりました。なんだか調教師に恵まれないでひどい仕打ちを受けましたが、ようやくレースに慣れて少し成長を見せている状況なので、なんとか門別で2勝上げてくれることを期待します。本格化は来年以降だと思いますが、牝馬なのでそこまで待ってはくれないでしょうね…。
残念ながら未勝利引退はペレストリーナとフィオリトゥーラの2頭。ペレストリーナは頑張ってはくれましたが、正直出資自体には反省。募集開始時に評価していなかったのに、年が明けてからポイントがあったので、安くて関東馬という点だけで出資してしまいました。今後はこういうノリでの出資はしないように気をつけたいと思います。フィオリトゥーラはとても良く見えた馬だっただけにちょっと残念でしたが、募集時点から馬体の成長がなかったという点が想定外でした。骨折や除外など運のないところもあり、勝ち上がる能力自体はあったんだろうと思います。
社台TC
2頭出資して勝ち上がりは1頭、地方転出が1頭です。
ミラビリスマジックは爪を痛めて休養に入ってしまったため、この間の出走はなし。再来週に2勝クラスで復帰戦を迎えるので、楽しみにしています。まだ3戦2勝で全く底を見せていないので、来年は重賞戦線で活躍できると信じています。
バニーホップはちょっと距離適性を掴むのが遅かったですかね。早い段階で芝1400mに使えていれば違った気がします。今は門別で3戦して勝てておらず、どうもダートが合わないこともありつつ、気性面の問題が大きいみたいで苦労しています。一休みしてブリンカー装着でもして挑んでもらえれば、変わり身があるんじゃないかと思っています。
DMMバヌーシー
4頭出資して勝ち上がりは2頭、地方転出が2頭です。
レイデラルースは1勝クラスを勝ってくれました。その後の昇級戦は全然だめでしたが、この馬は走る時とだめな時がハッキリしてるので力を出せれば通じるでしょうし、何やら一夏越しての成長が著しいようなので、すぐに結果を出してくれそうな気がしています。シンハナーダは結局1年間も骨瘤に悩まされましたが、3歳7月の未勝利戦デビューで一発回答。またしばらくお休みですが、使って更に良くなっていそうなので、1勝クラスもさくっと通過してほしいです。
ベルファストは怪我があったとはいえ、これは勝てた馬でした。新馬戦で早仕掛けしてわずかに差されたことが悔やまれます。その後も最後までマイルにこだわったことが、ラスト差されることにつながっていたと思われ、1400mを使って欲しかったです。唯一のダート戦は全然ダメでしたが、それは体調の問題だったようなので、短距離戦で先行すれば園田ならサクッと勝てないかなあと妄想しています。ヘヴンズクライはちょっと力が足らない感じでしたかね。血統(というかメジロ)に懐かしさがあり脊髄反射で出資しましたが、成長力を期待していたのに馬体が小さいままというところが痛かった。門別でも厳しい気がしますが、ダート適正は未知数なのでいい意味で予想を裏切ってほしいです。
2歳馬
まだ始まったばかりなので細かく馬やクラブ別には書きませんが、18頭中8頭がデビューして、1頭が勝ち上がりました。このデビュー率はなかなか高く、当世代では募集時に歩様がしっかりしている馬の評価を上げたことが、結果に出ていると思います。勝ち馬のキングスコールは休養になってしまいましたが、とても期待できそうで復帰が楽しみ。他も3頭が2着、3頭が3着経験有りということで、順調な滑り出しだと思います。とりあえず今週、その中からハリウッドメモリーに決めてほしいところです。