【DMMバヌーシー】2024年度募集馬への出資検討①

DMMバヌーシー募集馬を評価し、2024年度の出資検討を行います。一旦11頭です。

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はじめに

公式サイト情報の転載許可をくれないので、いつしか全然記事を書かなくなってしまいましたが、普通にクラブは継続していまして、2歳はキングスコールが期待大な勝ち方をしてくれたところです。募集だけはあとで検討記録を振り返るためにも記事にしていこうと思います。もうすでに満口になっている馬も記録目的で記載していますが、頭数が多くなっちゃうので、先行募集且つ満口の馬は次回予定です。

2024年度の募集は、名古屋入厩馬を高額募集してみたり、急に400口を混ぜ込んでみたり、第1期と第2期に分けてみたり(更にそれより早く先行募集が2頭いたり…)、試行錯誤しているというか迷走しているというか。少なくとも募集時期を変に分けるのはやめてほしいですね、出資する側からするとやりづらいだけです。

スウィッチインタイム2023(牝)

基礎情報

総額12,000万円(一口60,000円)
2023年3月23日 生、栗東 矢作芳人厩舎
父コントレイル、母父Galileo
馬体重:428kg 体高:151.5cm 
胸囲:173cm  管囲:19.5cm

血統

母スウィッチインタイムは米国1勝馬。3歳の半兄ダノンスウィッチが先日2勝目をあげました。祖母がG1馬ではあるものの、ブラックタイプはそんなに豪華とはいえない感じ。ダノンスウィッチもセレクトセールで高額、本馬もかなりの高額でしたが、血統だけ見るとあんまり理由がよくわかりません。母父がGalileoですが、母のラインは米国血統でコントレイルも米国系の血を持っているので、全体的には米国色がかなり濃く、Fappianoクロスなんかもありますね。

評価

なんかコントレイルっぽくないです。社台TC/サンデーTC募集でコントレイル産駒は見てきましたが、基本的には幅が薄くて体が柔らく、シュッとしている馬が多かったです。本馬はアメリカンな筋肉質な馬に見え、血統上でウエイトの高い米国血統が発現した感じ。まだコントレイル産駒はデビュー前でどういう馬が走るのかわからないとはいえ、あえてこういう馬に行く必要があるのかという点が疑問。まあこういう細かい理屈もあるのですが、何より価格が高すぎるのが問題で、セレクトセールの落札価格よりも大幅値下げというのは思い切った施策ですがそれでも高い。前述のとおり、個人的には血統が素晴らしいとも特に思えないですし、特に動きが悪いとか馬体の作りに問題があるとかということはないのですが、ちょっと遠慮しておこうかと思います。

スティールパス2023(牡)

基礎情報

総額9,000万円(一口45,000円)
2023年2月21日 生、栗東 福永祐一厩舎
父サートゥルナーリア、母父ネオユニヴァース
馬体重:440kg 体高:156cm
胸囲:172cm 管囲:19.6cm

血統

母スティールパスは5勝で産駒は中央勝馬が多くオープン馬も出しており、高齢母ですが実績はなかなか。雑に言ってしまうと、キングカメハメハ産駒やエピファネイア産駒が活躍しているので、サートゥルナーリアに変わるならその2頭のMIXみたいなものなので活躍するでしょ?ということが言えるのかも。適正は普通に芝の中距離馬になるのかなと思います。

評価

サートゥルナーリア産駒っぽい馬体だなあという感じ。つくべきところに筋肉がついていて、歩様もブレずにしっかりとしたもので、いい馬だなあという感想。セレクトセール出身ということでやっぱり少し高いのですが、活躍した兄程度に走れば十分回収できますし、更に大きいところまで行けるかもしれないですし、そこをどう考えるかですね。

シスタリーラブ2023(牡)

基礎情報

総額9,000万円(一口45,000円)
2023年4月13日 生、栗東 池江泰寿厩舎
父コントレイル、母父Bellamy Road
馬体重:456kg 体高:160cm 
胸囲:170cm  管囲:21.2cm

血統

もう1頭のコントレイル産駒。この母の産駒は毎年のようにDMMバヌーシーで募集されているので細かいことは割愛しますが、米国産ではあるもののノーザンダンサー系とマイナー血統で構成されており、筋肉ムキムキアメリカン系の血ではないので、あんまり米国血統っぽい特徴は無さそうな感じです。ディープモンスターが兄におり、他にも相応に中央で活躍している兄姉がいるので、なかなか優秀なお母さんです。

評価

これはスウィッチインタイム2023と真逆で、まさにコントレイルです。無駄肉がなく馬体の歩様の柔らかさが素晴らしく、矢野場長の言っていることをそのまま額面通り受け取っていい気がします。ディープ産駒の兄が活躍しているというのも補強材料。引き続きお値段が高いゾーンではあるものの、その中では一番良く見えますね。

メジャーマジック2023(牝)

総額4,800万円(一口24,000円)
2023年2月15日 生、栗東 辻野泰之厩舎
父リアルスティール、母父ダイワメジャー
馬体重:476kg 体高:161.0cm 
胸囲:176cm  管囲:20.6cm

血統

母メジャーマジックはソーマジック一族。とはいえ1勝馬なので一族の中では最も活躍できなかったほうです。もっと活躍した後継牝馬が複数いるので、産駒の牝馬はもう抱え込まないでセールで放出していく方針なのでしょう。本馬のデビュー済み兄姉はマインドユアビスケッツ産駒の半姉のみで、社台TCで募集され、中央1勝後に早くも頭打ちで3歳春には川崎へ転厩するという変わったキャリアを歩んでいます。

評価

だいぶデカいですが、あんまりお肉がなくてメリハリが少ない馬体ですかね。少し硬い感じがしますし、母も姉もダート馬なのでこちらもダート馬かなという感じ。セレクトセールでは7,200万もしたのに大幅値下げしていますが、それでも牝馬で4,800万なので十分にお高い。最近のDMM動向からは、自家生産用繁殖牝馬として高額購入したので、出資金額はお安くしておきますということなのでしょう。

ヴィンクーロ2023(牡)

基礎情報

総額3,600万円(一口18,000円)
2023年1月16日 生、美浦 木村哲也厩舎
父レイデオロ、母父キズナ
馬体重:445kg 体高:155.5cm 
胸囲:174.5cm  管囲:21.0cm

血統

母は2勝馬ですが2勝目直後に引退。それまですべて3着以内ということで、無事ならもっと活躍できたでしょう。母系は日本血統という感じで、曾祖母はG1馬含め様々な活躍馬を産んですごいんですが、祖母以降はちょっと活力が低い感じで、母ぐらいしかまともに走った馬がいません。とはいえ母自身が芝のマイルで活躍していたのでスピードはきちんとありそう。レイデオロも牡馬ならそこそこ走ってきていますし、晩生傾向も1月生まれならいくらか相殺できそうです。

評価

初仔ですが小さすぎるということは無さそう。歩様動画はなんかチョコチョコしていてよくわからないので参考外ですが、牧場の方がコメントしている動画での歩様は、きちんとした角度では見られないもののなかなかいい感じです。成長次第ではそれなりにやれそうな気がしますし、ようやくこの辺から常識的な価格なので面白いかもしれません。

ヴィヴィッドヴィジョン2023(牝)

基礎情報

総額3,400万円(一口17,000円)
2023年2月5日 生、美浦 上原佑紀厩舎
父キタサンブラック、母父Vertiformer
馬体重:450kg 体高:155cm 
胸囲:177cm  管囲:20.5cm

血統

母ヴィヴィッドヴィジョンは不出走でその産駒もまだデビューしていませんが、母の兄弟は結構アメリカで走っていますし、遠目の近親にはグランアレグリアがいます。ごめんなさい、あんまり興味がわかないのでそれ以上見ていません…。

評価

キタサンブラックの牝馬というだけであまり惹かれません。が、線が細くてパワー不足すぎるのがキタサンブラック牝馬がいまいちなところであり、この馬は母系の米国パワーで結構肉肉しい馬体をしているのでそこは大丈夫でしょうか。ただ歩様は少し硬い感じで、そうなると結局はキタサンブラックの良さが消されているのでは…。

アポロフィオリーナ2023(牡)

基礎情報

総額3,400万円(一口85,000円)
2023年4月6日 生、栗東 庄野靖志厩舎
父スワーヴリチャード、母父スニッツェル
馬体重:442kg 体高:155cm 
胸囲:177cm  管囲:20.8cm

血統

母は芝のスプリンターで6戦3勝2着2回、負けたのも引退したのも怪我の影響。2勝クラスを余裕で勝っていたことから、無事ならばオープン級でした。本馬の兄姉にまだ活躍馬は出ていませんが、あんまり上級な種牡馬をつけられておらず、参考外でいいかもしれません。スワーヴリチャードも当時は上級な種牡馬ではなかったのに、結果的に良かったねという状況。全体的に異系色が少し強めの母ですね。

評価

アブがいすぎでかわいそう…。もうちょっといい場所で動画撮ってあげればいいのに。シンプルに馬体も歩様も好印象で、いかにもスピードがありそう。特に柔らかさとしっかりさを両立している歩様が好みです。即売り切れましたが、まあ当然かなという感じがします。

モードフランス2023(牝)

基礎情報

総額2,200万円(一口55,000円)
2023年2月16日 生、美浦 宮田敬介厩舎
父マインドユアビスケッツ、母父アサクサキングス
馬体重:478kg 体高:157cm 
胸囲:178cm  管囲:20.8cm

血統

母モードフランスは地方でそこそこ活躍。母の兄弟にはG1馬もおり、なかなかに活性の高い母系ではありますが、母父アサクサキングスっていうのが微妙ですかね。全体的には欧州血脈の母と米国血脈の父の組み合わせながら、マインドユアビスケッツは特別スピードやパワーが優れているというわけでもないので、トータルではスピードよりもスタミナ色が強いのかな。

評価

なんかガッチガチという感じですね。繋が立ち気味でもありますし適性はダートかなと思うのですが、それにしても歩様が硬すぎてなんと評価すればいいのか…。更新動画でも出てこない限りは、興味を惹かれませんね…。

ジョリーリュバン2023(牡)

基礎情報

総額2,000万円(一口10,000円)
2023年2月11日 生、名古屋 川西毅厩舎
父マクフィ、母父ノヴェリスト
馬体重:457kg 体高:155cm 
胸囲:175cm  管囲:21.0cm

血統

母は地方でそこそこ活躍。スカーレット一族といえば聞こえはいいですが、近親は特に活性が高い状況ではなく、更には母父ノヴェリストという時点で食指が動きません。ちょっと血統上は評価するところがないかなというところです。

評価

名古屋にいれるのに2,000万円の時点でもうなんだかなーという感じ。ノーザンファーム産の社台オーナーズ南関東入厩馬でも2,000万は高いですよ…。でも馬体も歩様も結構よく見えて、走らせてみたら実際に活躍するかもしれません。でもやっぱりこの血統で2,000万はやりすぎでしょう…。

ランプフィーバー2023(牝)

基礎情報

総額1,800万円(一口9,000円)
2023年4月9日 生、栗東 茶木太樹厩舎
父クリソベリル、母父Ghostzapper
馬体重:455kg 体高:154.5cm 
胸囲:175cm  管囲:21.0cm

血統

母は中央1勝ですが、4戦だけで引退なので怪我でしょうか。まだ本馬の兄姉実績はないですが、祖母からはG1馬含め活躍馬が複数出て、更にはその産駒からギベオンが出たりして、活性の高い状態になっています。クリソベリルを含めて全体的に米国血統ですが、結構マイナー血統を包含しており決してゴリゴリマッチョ系ではないところはいい感じです。

評価

2,000口で一番早く売り切れましたが、お安いのに良い馬体・血統をしていて順当な感じがします。そんなに硬い動きでもないので、ダートと決めつけなくても良いかなと思いますが、そうはいっても最終的にはダートですかね。左前脚を気にする人がいるみたいですが、何が気になっているのか私にはよくわからず。斜めに踏み込んでいるところですかね?たまたまそういうステップしただけだと思いますが…。

アイワナシーユー2023(牡)

総額1,000万円(一口5,000円)
2023年3月18日 生、美浦 辻哲英厩舎
父キセキ、母父ステイゴールド
馬体重:395kg 体高:152cm 
胸囲:170cm  管囲:20.0cm

血統

母は未勝利。DMMでいっぱい募集されているアイワナ血統ですね。南米でそれなりに活性高くやっていた母系ですが、祖母ワナダンスのアイワナ血統は全然活躍できていません。父キセキは未知数ですが、日本血統というレベルで代々国内産が掛け合わされており、かつ超良血。現役時のG1勝利は不良馬場の菊花賞だけですが、決して単なるステイヤーではなく、個人的に期待している種馬です。

評価

小さめですがフレームはそれなりにしっかりしていますし、430kgぐらいにはなってくれそうです。歩様もあまりブレがなくそれでいて柔らかさも一定程度あり、結構いい感じに見えます。アイワナシリーズが全然ダメで小さいということでとても安くなっていますが、この出来なら意外とやってくれる可能性はあると見ています。